事業売却・スモールM&Aの事例(2ページ目)
事業売却・M&Aの事例一覧
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The Wirecutter、Gizmodo編集長を辞めた男が自己資金で5年育てたレビューサイトを、NYタイムズが$30M超で買った
レビューサイトThe Wirecutterは2016年10月、New York Timesへ売却された。報道によれば支払額はリテンションボーナス等を含め$30M超。元Gizmodo編集長Brian Lam氏が2011年に自己資金で立ち上げ、アフィリエイト経由で2015年に$150MのEC取扱高を生むまでに育てていた。
The Hustle、創業者が伏せた売却額は買い手のSEC書類に載っていた。現金$17.2M——報道の評価額$27Mとの差を読む
ビジネス系ニュースレターThe Hustleは2021年2月、HubSpotへ売却された。創業者Sam Parr氏は金額の非公表を貫いたが、買い手の10-K(SEC提出書類)には現金購入額$17.2Mが記載されていた。Axiosが報じた評価額約$27Mとの差も含め、公文書から売却の数字を読み直す。
Morning Brew、最初の2年の売上は$500だった。5年後、企業価値$75Mで過半数株式を全額現金売却
ビジネスニュースレターのMorning Brewは2020年10月、Insider Inc.に過半数株式を全額現金で売却された。Axiosの報道によれば企業価値は約$75M。2015年にミシガン大の学生2人が始め、最初の2年の売上は$500。売却年の見込みは売上$20M・利益$6M、購読者は300万人超だった。
Wufoo:エンジェル調達$118Kだけのフォーム作成SaaSが、5年後に$35Mで売却された
フォーム作成SaaSのWufooは2011年4月、SurveyMonkeyに売却された。TechCrunchの報道によれば対価は現金+株式で$35M。2006年のY Combinator出身で、外部調達はエンジェルからの$118,000のみ。追加調達なしの5年間で、フォーム経由の決済総額は$100Mを超えていた。
直近12人が訪問 280blocker、営業利益2,700万円の個人開発アプリに3.77億円——闘病を機に上場企業へ渡った広告ブロッカー
iOS広告ブロックアプリ「280blocker」は2021年8月、上場企業トビラシステムズに3億7,700万円で譲渡された。適時開示ベースの売上高は3,800万円・営業利益2,700万円で、値付けは年間営業利益の約14倍。有料年間ランキング3年連続1位の個人開発アプリは、開発者の闘病を機に会社へ渡った。
PlentyOfFish、VC調達ゼロ・株式100%のまま$575M全額現金で売却。デートサイトを1人で書いた男の12年
カナダのデートサイトPlentyOfFishは2015年、Match Groupに$575M全額現金で売却された。創業者Markus Frind氏はVC調達ゼロ・株式100%保有のまま12年間運営。2008年時点で年間純利益は約$10M、労働時間は週10時間だったと本人が語っている。売却時の従業員は75人だった。
営業利益率55%のサプリ定期通販、希望8,000万円が3,530万円で成約。買ったのは月10〜15時間だけを見ていた会社員
ウイルス関連のサプリ定期通販が、当初希望の約8,000万円では買い手がつかず、3,530万円(仲介手数料込み約4,000万円)で成約。月営業利益約130万円・営業利益率約55%・リピート率9割・クレーム0件の事業に、約10件の申し込みのうち残ったのは1件だった。
The Penny Hoarder、個人ブログから10年で年商$50M。全額現金$102.5Mでの売却は「売上の約2倍」だった
節約・個人金融メディアThe Penny Hoarderが2020年12月、Sykes Enterprisesに全額現金$102.5Mで売却された。地元紙の報道によれば直近12ヶ月売上は$50Mで、売却額は売上の約2倍。2010年にKyle Taylorが個人ブログとして開設し、外部調達なしの10年で到達した数字。
TreeHugger、創業3年の環境ブログにDiscoveryが$10M。月間UV140万が「テレビ局のデジタル進出」の入口になった2007年
環境ブログTreeHuggerが2007年8月、Discovery Communicationsに$10Mで売却された。TechCrunchの報道によれば2004年創業、売却時は月間UV140万人・Technorati世界Top20。「環境は金にならない」と見られた時代に大手メディアが専門ブログを買った先駆例。
Bankaholic、開設2年・1人運営の金融ブログが最大$15Mで売却。Bankrateが買ったのは「無料の検索流入」だった
2008年、米金融ブログBankaholicがBankrateに前払い$12.4M+アーンアウト最大$2.5M、総額最大$15Mで売却された。運営者Johns Wuは唯一の所有者かつ唯一の働き手で、サイトは開設約2年のWordPressブログ。買い手のCEOは預金・カード関連キーワードの検索順位を買収理由に挙げた。
TinyPilot、$598Kの売却を着金額$610,147.83まで公開。年商$1MのRaspberry Pi製KVM事業、4年の出口
元Googleエンジニアが2020年に始めたRaspberry Pi製KVM「TinyPilot」は、年商$1,022,090・利益$207,816まで育った2024年、$598,000で売却された。手数料$88,900から着金額$610,147.83まで1ドル単位で公開された希少な売却記録だ。
るきさん、個人ブログを280万円で売却。査定フォームから着金までの全工程を売主本人が公開した仲介M&Aの記録
個人ブログの売却は成約額もプロセスも表に出ないことが多い。るき氏は2023年にサイトマ仲介で自身のブログを280万円で売却し、査定フォームの入力項目から買主候補3名との面談、値下げ交渉、検収翌日の着金までを実名で公開した。仲介型サイトM&Aの内側が分かる一次記録だ。
Fomo、MRR $10,000のウィジェットを売り手分割払いで買って最高月$154,000。6年後に7桁ドルでRelay Commerceへ
Ryan Kulp氏は2016年にMRR約$10,000のウィジェットNotifyを買い、Fomoとして39か月連続で伸ばして最高月$154,000に届いた。売却時の月商は$107,200、2022年にRelay Commerceへ7桁ドルで売却。買値も売値も非公開のまま、間の数字だけが残っている。
転職アンテナ、一人会社の転職メディアが上場企業ログリーへ7億円+アーンアウト最大3億円で売却。役員報酬は年1億円超だった
副業ブロガーとして知られたmoto氏の一人会社が運営する転職メディア「転職アンテナ」は2021年4月、上場企業ログリーの100%子会社になった。売却額は7億円+アーンアウト最大3億円と本人が公開。交渉は2020年10月から約6ヶ月、役員報酬は年1億円超。国内個人メディア売却の最大級の記録だ。
Cal AI、17歳2人が作ったカロリー計算アプリが年商$30M・1,500万DLでMyFitnessPalへ。交渉1年、価格非公開の売却
高校生2人が2024年5月に作ったカロリー計算アプリCal AIは、2年弱で1,500万DL・年商$30M超に達し、2025年12月にMyFitnessPalへ売却された(価格非公開)。成長の主戦場はTikTokのインフルエンサーマーケ。交渉は約1年かかった。
直近35人が訪問 Starter Story、月$91.7Kの起業事例メディアがHubSpotに買収された。「買収すべき」と自分でツイートしてから数ヶ月
起業事例メディアStarter Storyは、月$91.7K・年$1.1Mの売上と160万月間訪問を自己開示したまま、2026年2月にHubSpotへ売却された。創業者Pat Walls氏が「HubSpotはStarter Storyを買収すべき」とツイートしたのは、その数ヶ月前だった。買収額は非公開。
Feather、「Notionで書いてブログにする」SaaSを創業2年・$250Kで売却。買い手はTweet Hunterを売ったTibo
Bhanu Teja P氏がXで公開しながら育てたFeatherは、ローンチ9.5ヶ月でARR $50K。2024年6月、MRR $6Kの時点で$250K(年間収益の約3.5倍)で売却された。買い手はTweet Hunterを売却した経歴を持つTibo氏。個人間M&Aの値付けが分かる事例だ。
Skeb、「個人運営の趣味サービス」が全株式10億円に。月間取引高2億円を1人で抱えたリスクの精算
「個人運営の趣味サービス」と称されたSkebは、開始2年余りで登録者100万人・月間取引高約2億円に到達し、2021年2月に全株式10億円で実業之日本社の子会社に。売却理由の筆頭は、成長の行き詰まりではなく資金決済リスクだった。
Base44、創業6か月・社員8人で$80Mの現金売却。ただし$25Mは社員の残留報酬だった
一人で始めたAIアプリ生成プラットフォームBase44が、創業から約6か月でWixへ$80Mの現金売却。ただし$25Mは社員8人の残留報酬で、売却額の見出しをそのまま個人の取り分として読むことはできない。
公庫に断られ、自分の資産を売って買った——楽天20年の時計ベルトECを1年8カ月かけて承継
楽天市場で20年以上続く時計ベルト店「アビーロード」を、水産商社勤務の斉木克仁氏が承継。一度は予算オーバーで見送った案件に戻り、公庫融資が否決された後は保有資産を売却して資金を工面。交渉は約1年8カ月に及んだ。
Daily Lodging Report、夫婦2人・年$450のホテル業界ニュースレターが業界メディア大手Skiftへ売却
ホテル・宿泊業界の日刊ニュースレターThe Daily Lodging Reportは、Alan Woinski氏夫妻が年$450の購読料で数千人に販売し、2021年に旅行業界メディアのSkiftへ売却された。「業界の要約」を毎日続けるだけの事業の到達点。
Puzzle Ready、Amazon FBA99%・年商$300万。パズル台の単品ECを「買い手が欲しがる形」に整えて利益6倍で売却
パズル台専門EC「Puzzle Ready」は売上の99%をAmazon FBAに集中させたまま年商$300万に到達し、2021年12月にeBrandsへ利益6倍(前払い3.5倍+成果連動2.5倍)で売却。転機は「アグリゲーターを買い手と決め、多角化しない」という設計判断だった。
社員紹介採用のEmployUs、$700K ARRで採用SaaS大手Hireologyへ。「機能になる」ことを選んだ売却
社員の知人紹介(リファラル採用)を仕組み化するEmployUsは、$700K ARRの段階で採用管理SaaSのHireologyに売却された。単体で戦うには小さく、機能としては強い——「スイートの部品になる」判断の実例。
Courier、起業家向け「紙の雑誌」がMailchimpへ売却。デジタル全盛期に紙で立った逆張りの出口
スモールビジネス・起業家カルチャーを扱う英国の印刷雑誌Courierは、メール配信大手Mailchimpに買収された。誰もがニュースレターを作る時代に、あえて「紙」で作られたブランドが、デジタル企業のブランド装置として買われた事例。