個人開発の収益・売却事例

個人開発とは、会社の業務としてではなく個人がサービスやアプリを企画・開発・運営することを指す。Small Startでは、個人開発された事業のうち運営者本人が収益や売却額を公開しているものに絞り、月商・マネタイズ手段・集客チャネルを出典付きで記録している。

個人開発の収益は分布の幅が広い。月100円で止まった事例と月数百万円の事例が同じ棚に並ぶ。ここでは上振れだけでなく、8年でアプリ10本・月3万円、初収益22円といった数字もそのまま記録している。

掲載事例
75件
最高売却額
9.8億円
売却額の中央値
3.8億円
月商の中央値
100万円

個人開発の事例一覧

75件中 1〜25件

NEW
撤退

Apollo for Reddit、月間150万人が使う個人アプリを終わらせた1通の値付け。年$2,000万の請求見込みと$250,000の返金

カナダの個人開発者が作ったRedditアプリ。月間150万人・年額購読5万人まで育った時点でAPIが有料化し、年$2,000万の請求見込みに。告知から22日で閉鎖、返金$250,000は自腹だった。

モバイルアプリ 個人 公開から約5年8ヶ月で閉鎖
NEW
月商 非公開 運営中

Rootd、コードを書けない個人が従業員ゼロで200万DL。$40,000の買収提示を断ってから始まった積み上げ

カナダの個人開発者Ania Wysockaが、コードを書かず従業員も雇わずに作ったパニック発作対処アプリ。150カ国200万DL超、レビュー3.6万件、ストア掲載100回超。$40,000の買収提示は断った。

モバイルアプリ 個人 従業員ゼロのまま累計200万DL超
NEW
月商 235.3万円 運営中

Overcast、個人アプリ初年度の$164,134を全明細で公開——初月$85,715のあと、月$15,684で10年続いた

Overcastの開発者が公開した初年度の全明細。Apple手数料控除後で$164,134、うち初月が$85,715。以降の月平均は$15,684で、この水準のまま10年間ひとりで運営が続いている。

モバイルアプリ 個人 初年度$164,134、以後10年継続
NEW
月商 非公開 運営中

CSS for JavaScript Developers、先行販売7日で$577K・4,773件。目標は$50,000だった

Josh W. Comeau氏のCSS講座は2021年3月の先行販売7日間で$577K・4,773件を記録した。目標は380本・約$50,000。売ったのは完成品ではなく約50%の講座で、効いたのは14か月で1,000人から28,000人になったメールリストだった。

コンテンツ販売 個人 先行販売7日で$577K
NEW
月商 420万円 運営中

HabitKit、GitHubの「草」に似た格子1枚で年商$602,000。うち$112,000が1月だけに集中する季節性を実数で公開

ドイツの個人開発者Sebastian Röhl氏の習慣トラッカーHabitKitは2025年に売上$602,000。うち1月だけで$112,000と季節性が極端で、MRRは$28,000、有料購読者25,100人。DLは両ストア合計56万超。

モバイルアプリ 個人 2022年11月公開、3年目に年商$602,000
直近11人が訪問
月商 8,000円 運営中

セワシタ?、アプリ13本で月8,000円。Androidは4年半で合計326インストール

HAL氏が4年半で13本の個人開発アプリを運用し、月の売上はAdMob 1,800〜2,000円とサブスク等の月平均$39。累計DLは21.7Kだが、Androidは13本合計で326インストール、DAUは250〜270にとどまる。本人の結論は「認知が重要」「赤字にしないことが大事」。

モバイルアプリ 副業 4年半で13本・月8,000円
月商 2万円 運営中

TF's apps、8年目で年10万円。滋賀の会社員が毎月の広告収入を公開し続けて9年目に月2万円へ

滋賀の会社員が副業で9年続ける個人アプリ開発の記録。2023年の年間収益は52,859円、2024年は103,437円。2026年は1月12,300円・6月20,400円と、月1万円超が定着した。

モバイルアプリ 副業 9年目で月2万円台
直近14人が訪問
月商 非公開 運営中

暗記メーカー、高校生の自作単語帳アプリが8年で100万DL。直近1年だけで30万DLを足した

高校生が自分のテスト勉強用に作った暗記アプリ「暗記メーカー」は、2016年6月の公開から約8年で累計100万DLに到達した。うち30万DLは会社を辞めた直後の1年で積んだ分。収益額は非公開だが、売上の柱は広告からサブスクへ移っている。

モバイルアプリ 個人 8年で累計100万DL
月商 2,500万円 運営中

SocialDog、VC調達なしの7期連続増収黒字でARR3億円・130万アカウント。月4.2万ドルのAPI費用危機は値上げと融資で越えた

大学4年時の個人開発「whotwi」から続くSocialDogは、VC調達なしで7期連続増収黒字。2022年10月にARR3億円・100万アカウントを突破し、2024年7月に130万超へ。2023年のTwitter API有料化(月4.2万ドル)は値上げと銀行融資7,000万円で乗り切った。

SaaS 少人数チーム 創業8年でARR3億円
月商 非公開 運営中

VMagicMirror、ほぼ全機能を無料で配ったままBOOTH累計1,000万円。公開4年、2,500円の有料版は「寄付」だった

VRMアバターをデスクトップで動かすWindowsソフト「VMagicMirror」は、ほぼ全機能を無償版に入れたまま公開4年でBOOTH累計売上1,000万円を超えた。広告もSNS運用もアナリティクスも持たず、開発者は会社員を続けている。

その他 副業 公開4年でBOOTH累計1,000万円超
月商 非公開 運営中

Repsona、1人で5年・総売上1,240万円——「スタートアップとしては大失敗」と自己査定するタスク管理SaaSの帳簿

タスク管理SaaS「Repsona」の開発者が5年間の総売上12,403,567円を公開。登録スペース5,873、のべユーザー14,641人。広告はCPA500円でも無料→有料転換は約1%。「趣味の個人開発としては大成功、スタートアップ起業としては大失敗」という自己査定の内訳を数字で読む。

SaaS 個人 5年間で総売上1,240万円
月商 49.3万円 運営中

kan.kikuchi、個人開発のバカゲーVRで年商5,913,887円——開発費42万円・813時間の帳簿が全部公開されている

個人開発のVRゲーム群が2020年8月からの1年で売上5,913,887円、利益4,490,828円。8割超は「縦笛なめなめVR」1本。開発費420,544円・開発時間813時間・返金率14.1%まで本人が公開した帳簿を読む。

コンテンツ販売 個人 発売1年で年商591万円
直近12人が訪問
月商 300万円 運営中

従業員ゼロ・広告費ゼロでMRR約300万円。コードを書くのをやめた匿名個人開発者のERP連携SaaS

レガシーERPのSOAP/XMLをREST APIに変換するミドルウェアSaaSが、従業員ゼロ・広告費ゼロでMRR約300万円と運営者本人がZennで公開した。直近半年はコードを一切手書きせずClaude Codeで運用。エラーメッセージを狙うSEO記事が集客の柱。運営者は匿名で、外部からの検証はできない。

SaaS 個人 運営数年でMRR約300万円
直近15人が訪問
月商 非公開 運営中

Jammsworks、幼馴染2人の脱出ゲーム49作で累計売上6億円——起点は競合100作の低評価レビューだった

群馬の幼馴染2人が2016年10月から2024年8月までに脱出ゲームを49作リリースし、累計3,000万DL・累計売上6億円。出発点は競合100作の低評価レビューを読み込み、その逆を作ることだった。2作目で難易度を上げて収益が半減した失敗も公開されている。

モバイルアプリ 少人数チーム 8年で49作・累計売上6億円
直近13人が訪問
売却 3.8億円 売却済み

280blocker、営業利益2,700万円の個人開発アプリに3.77億円——闘病を機に上場企業へ渡った広告ブロッカー

iOS広告ブロックアプリ「280blocker」は2021年8月、上場企業トビラシステムズに3億7,700万円で譲渡された。適時開示ベースの売上高は3,800万円・営業利益2,700万円で、値付けは年間営業利益の約14倍。有料年間ランキング3年連続1位の個人開発アプリは、開発者の闘病を機に会社へ渡った。

モバイルアプリ 個人 個人運営6年で売却
月商 90万円 運営中

Podscan、黒字化宣言の2ヶ月後に毎月$4,000の赤字へ。FeedbackPandaを売った男の2周目はGPU代との戦い

FeedbackPandaを7桁ドルで売却したArvid Kahl氏のPodscanは、毎日5万本の番組を書き起こす重インフラSaaS。開始1ヶ月はMRR $300に経費$2,000、1年で黒字化するも大口解約で2ヶ月後にMRR $6,000・経費$10,000の赤字へ。全過程を本人が毎週公開している。

SaaS 個人 1年で黒字化、2ヶ月後に赤字転落
月商 非公開 運営中

源氏リーインカーネイション、Steam初販売は1ヶ月で32本。宣伝費2万円が売上を上回った

宇佐城氏が約3年かけて作ったビジュアルノベル『源氏リーインカーネイション』のSteam初販売は、1ヶ月で32本(返品1本)。Steamの送金基準$100に届かず入金はゼロ。プレスリリース10件、広告25,200インプレッション、キー配布の有効化24本という施策別の実数が全部公開されている。

コンテンツ販売 個人 発売1ヶ月で32本・入金ゼロ
直近15人が訪問
月商 257万円 運営中

私を甲子園に連れてって、公開11ヶ月で累計1,290万円。課金収益を10倍にしたのは100円の「失わないための券」だった

名古屋の個人開発者・古田悠氏の高校野球ゲームは、2017年11月の公開から2018年9月末までに累計1,290万円、最高月商は8月の257万円。4.8万DL・DAU約3,000で収益の76%が課金。月100万円を超えた転機は100円のドラフト指名チケットだった。

モバイルアプリ 個人 公開11ヶ月で累計1,290万円
月商 19万円 運営中

azu、OSS活動のスポンサー収入が年229万円。textlintとJSer.info、14年の継続が「寄付で回る個人開発」を作った

文章校正ツールtextlintや14年続くJSer.infoで知られるazu氏は、OSS活動の収支を毎年公開している。2025年のGitHub Sponsors収入は約229万円(月16〜36.6万円)。売り物を持たず、寄付だけで月商水準の収入を成立させた希少な実例だ。

その他 個人 スポンサー開始6年で年229万円
月商 225万円 運営中

BoltAI、サブスク全盛のAIツール市場を買い切りで攻めて月$15K。$19→$79の値上げで売上より「手残り」が増えた

ベトナムの個人開発者Daniel Nguyen氏は、AIツール=サブスクという相場に逆らい、macOSネイティブアプリBoltAIを買い切りで販売。公開1年半で月平均$15K・顧客7,000人。$19から$79への値上げと、失敗作KToolの1年も本人が記録している。

SaaS 個人 公開1年半で月$15K
月商 非公開 運営中

8番出口、470円の個人開発ゲームが初日3万本・1年余りで140万本。「異変を探す」が実況と購買を両立させた

元ゲーム会社員が1人で作った470円のウォーキングシミュレーター「8番出口」は、2023年11月の発売初日に3万本超、2025年1月に全世界140万本超。「8番ライク」というジャンルを生み、実写映画は興行収入51.7億円に達した。

コンテンツ販売 個人 発売1年余りで140万本
月商 15万円 運営中

Inkdrop、月$4.99のMarkdownノートで月15万円。PRメールをやめ、無料プランを置かなかった個人開発SaaSの2年

日本人開発者TAKUYA氏のInkdropは、公開約2年で月15万円の売上に到達。2019年8月には単月95万円も記録した。プライベートβ1,000人、60日間の無料トライアル、freemium拒否、PRメールの停止——数字と一緒に判断の理由が公開されている。

SaaS 個人 公開2年で月15万円
月商 510万円 運営中

Lunch Money、7年目の家計簿SaaSがMRR $34K。Mint終了で登録が5倍になった月と、「$40〜150の好きな額」価格

元Twitterのエンジニア Jen Yip氏が一人で7年育てた家計簿SaaSは、2024年3月時点でMRR $34K。巨人Mint(利用者400万人)のサービス終了で登録が数週間5倍になり、MRRは$10K以上跳ねた。「年$40〜150から自分で選ぶ」価格実験の結果まで、公開された数字を追う。

SaaS 個人 創業7年でMRR $34K
月商 15万円 運営中

MRR $28から8ヶ月で$1,000へ。有料341→697→900と伸びた月次の全推移

習慣管理アプリ「Habit Pixel」が2025年5月のMRR $28から8ヶ月で$1,000超に届くまでの月次記録。有料契約は341→697→900と推移し、地域別価格・12言語対応・ブラックフライデーが効いた。

モバイルアプリ 個人 8ヶ月(2025年5月〜2026年1月)
直近11人が訪問
月商 40万円 運営中

月商40万円のサービスのコードを3万行から1.5万行に削った。4年目の作り直しが変えたもの

帳票作成サービス「labelmake.jp」を4年運営した開発者が、コードを3万行から1.5万行へ半減させたリニューアルの記録。月間PV30万・登録1.5万ユーザー・月間収益約40万円という規模の数字も公開されている。

Webサービス 個人 約4年

よくある質問

個人開発はどれくらいの収益になりますか?
掲載事例の幅は、初収益22円や月100円から、14年かけて月収100万円、一人運営のPhotoAIの月$132Kまであります。広告収益だけで月10万円、月額4,000円×有料会員50人で月25万円など、マネタイズ手段ごとの実額を各記事に出典付きで記載しています。
個人開発のサービスは売却できますか?
掲載事例では、技術情報共有サービスのZennが公開4ヶ月半でクラスメソッドへ事業譲渡、MENTAが月商140万円の時点でランサーズへ株式譲渡、NotionサイトビルダーのPotionが個人間で$300Kで譲渡されています。売却額や経緯は各記事に出典付きで記録しています。
何を作れば収益化できますか?
本メディアは助言を行いません。ただし掲載事例の内訳では、SaaS・ツール系は月額課金、アプリ系は広告と買い切り、コンテンツ系はプラットフォーム収益と、業態ごとに主なマネタイズ手段が分かれています。多くの記事で「効かなかった施策」も併せて記録しています。

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