用語集
事例記事とコラムに登場する用語を、本サイトでの使い方に沿って短く定義したページです。売買や経営の助言ではなく、記事を読むための語彙の整理を目的としています。
- 月商
- 1ヶ月あたりの売上高。経費を引く前の金額であり、手残り(利益)ではない。本サイトでは海外事例を1ドル=150円で円換算し、事例間の比較と集計に使っている。
- 月間利益
- 月商から原価・広告費・ツール代などの経費を引いた手残り。事例によって「営業利益」か「税引前の手残り」かの粒度が異なるため、各記事では出典の表現に従って記録している。
- MRR(月間経常収益)
- Monthly Recurring Revenue。サブスクリプションで毎月繰り返し発生する売上のみを指し、単発の売上は含めない(年払いは12分の1に均して数えるのが通例)。SaaSの規模と成長を測る基本の指標。
- ARR(年間経常収益)
- Annual Recurring Revenue。MRRを12倍した年間換算の継続売上。SaaSの売却では「ARRの何倍で売れたか」という形で価格が語られることが多い。
- ソロプレナー
- 従業員を雇わず一人で事業を営む人。時間を売るフリーランスと対比され、プロダクトやメディアなど、自分が働いていない時間にも回る資産を持つ点が特徴とされる。
- インディーハッカー
- 外部資金に頼らず、自作のプロダクトで収益を立てる個人開発者を指す呼称。米国のコミュニティサイト「Indie Hackers」から広まった。
- ブートストラップ
- VCなどの外部資金を調達せず、自己資金と事業収益だけで会社やプロダクトを成長させる経営スタイル。調達型スタートアップと対比して使われる。
- マイクロSaaS
- 一人〜数人で運営される小規模なSaaS。ニッチな課題に絞り、少ない機能と低い運用コストで成立させるのが典型で、個人間の売買対象にもなりやすい。
- イグジット(事業売却)
- 事業や会社を第三者に売却するなどして、創業者が投下した資金と労力を回収すること。上場(IPO)もイグジットの一種だが、本サイトが扱うのは主に事業譲渡・株式譲渡によるスモールM&A。
- 売却倍率(マルチプル)
- 売却額が利益や売上の何倍にあたるかを示す値。小規模なサイト・事業の売買では「月間利益の◯ヶ月分」、SaaSでは「ARRの◯倍」の形で語られることが多い。掲載事例で観測された倍率はデータ集計ページに記録している。
- SDE(セラー裁量利益)
- Seller’s Discretionary Earnings。オーナー報酬や私的経費を足し戻して算出する「新しいオーナーが実際に手にできる利益」。米国のスモールビジネス売買で価格算定の基準として広く使われる。
- サイト売買・フリップ
- 運営中のサイトや小さな事業を買い、改善して転売する手法(フリップ)。Flippa・Acquire.com・ラッコM&A・バトンズなどのマーケットプレイスが売買の場になっている。
- チャーンレート(解約率)
- 一定期間に失った顧客(または売上)の割合。サブスクリプション事業の持続性を測る指標で、MRRの成長は新規獲得とチャーンの綱引きで決まる。
- LTV(顧客生涯価値)
- Life Time Value。一人の顧客が取引期間全体でもたらす売上・利益の合計。顧客獲得コスト(CAC)と対で語られ、広告費をかけられる上限の目安として使われる。
- D2C
- Direct to Consumer。モールや卸を介さず、自社ECで消費者に直接販売するモデル。広告費と返品率が損益を左右しやすいことが、掲載しているEC事例の数字にも表れている。
金額系の指標(月商・月間利益・売却額・倍率)の集計上の定義と為替レートは、データ集計ページの「数字の読み方」を正としています。 データ集計ページを見る →