Small Start
海外事例 売却済み

ドメイン代$304で始めて2年後に$115,000。WorldofTablet、「売って後悔した」ことまで含めた記録

ラトビアの2人が2019年に$304.58の中古ドメインで始めたタブレット情報サイトは、112記事・月商最大$5,500まで育ち、2021年にMotion Investで$115,000で売却された。だが手取りは半分以下、売却理由は共同創業者との不和——本人が「愚かだった」と振り返る、後悔まで含めた等身大の記録。

執筆: Small Start 編集部(公開情報の要約+独自分析)

※ 本文の円換算は1ドル=150円で計算したざっくりした目安。

数字の全体像

項目数字
初期投資ドメイン**$304.58**(GoDaddyオークション)
運営2019年10月〜2021年(約2年)・112記事
月商最大**$5,500**(2021年9月: アフィリエイト$3,518+ディスプレイ広告$1,964)
訪問日次ユニーク約2,000(ほぼ検索流入)
売却$115,000(月商の約21倍)・Motion Investのダッチオークション形式
手取り手数料・税・取引コスト後は半分以下

売却の理由 — 数字ではなく人間関係

創業者Ernests Embutnieks氏(当時は消費者金融のデジタルマーケ責任者)が明かす売却理由は2つ。「共同創業者と折り合えなかった。彼は自分ほど事業を伸ばすことに関心がなかった」、そして「うまくいっている時ほど『何か悪いことが起きる』という恐怖があった」。

結末が示唆的だ。売却の1ヶ月後、彼は同じニッチで新サイトWolfofTabletを立ち上げ、今度はソロで運営している。「今度は売るつもりはない」——そして過去の売却を「振り返れば、愚かだった」と総括する。

編集部の見立て

「手取りは売却額の半分以下」という開示は、サイト売買の教科書に必ず載せるべき数字。 $115Kのヘッドラインから、マーケットプレイス手数料・税金・取引コストを引くと手残りは大きく縮む。Tweet Hunterの$10M→手取り$3Mと相似形で、売却の意思決定は手取りベースで行うべきことを規模を問わず示している。

売却理由の最多は業績でも戦略でもなく「人間関係と感情」かもしれない。 共同創業者の温度差と、好調時の漠然とした不安。Green Market Reportの出口観のズレと同じく、創業前のパートナー選びと期待値合わせが、最大の売却リスク管理である。

同じニッチで即再参入できた事実は、ニッチサイト運営が「再現可能なスキル」であることの証明。 ノウハウは売却対象に含まれない。1度作れた人は2度作れる——だからこそBen Stokesの「売るために作る」という戦略が成立する。ただし競業避止条項があれば話は別で、契約確認は必須だ。

あわせて読みたい

#海外#ニッチサイト#サイト売却

出典

本記事は上記の公開情報の要約と独自分析です。詳細は必ず一次情報をご確認ください。