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「庭」ニッチに600記事、3年で約$250K売却。公開実験サイトOwn The Yardの計算された出口

Niche PursuitsのSpencer Haws氏が「裏庭の遊びとメンテナンス」に特化して作ったOwn The Yardは、600記事・月$6,000の収益で約$250K(月次収益の40倍・年間収益の3.3倍)で売却。2018年開始から3年、最初から出口を想定した運営だった。

執筆: Small Start 編集部(公開情報の要約+独自分析)

※ 本文の円換算は1ドル=150円で計算したざっくりした目安。

売却の数字

項目数字
売却額約$250,000(約3,750万円)
月次収益平均$6,000
マルチプル月次収益の40倍 / 年間収益の3.3倍
期間2018年9月開始 → 2021年売却(3年)
コンテンツ600記事以上
トラフィック月間20万セッション
体制本人+パートタイム編集者1名+フリーランスライター
売却経路Motion Invest(別サイトとのパッケージ売却)

事業の概要

Own The Yardは「裏庭のレクリエーションとメンテナンス」——バスケットゴール、芝生、プール、遊具といった領域に特化したコンテンツサイト。運営者のSpencer Haws氏はニッチサイト情報メディア「Niche Pursuits」の運営者で、このサイト自体を自分の読者に向けた公開ケーススタディとして、立ち上げから売却までを実況しながら作った。

コンテンツは1,000語の情報記事と3,000語超の商品レビュー・購入ガイドの組み合わせで、集客はSEO一本。収益はディスプレイ広告とAmazonアフィリエイトだ。

「出口から逆算した」運営

この事例が他のブログ売却と違うのは、最初から売却を想定して設計されていることだ。

  • ジャンル選定: 季節性はあるが安定した検索需要、広告単価、アフィリエイト案件の存在を確認して参入
  • 制作体制: 早期からライター外注と編集者を入れ、本人がいなくても記事が増える体制を構築(=属人性の排除)
  • 売却: 相場が良いタイミングでMotion Invest経由のパッケージディールに乗せた

600記事という物量を3年で積んだのは外注体制があってこそで、月$6,000という収益は「本人の労働」ではなく「仕組みの出力」だった。だからこそ買い手はそのまま引き継げると判断し、年間収益の3.3倍という健全な価格がついた。

学び・分析

「作る前に出口を決める」とすべての意思決定が変わる。 ジャンル選定・外注化・記録の公開まで、全てが「3年後に売れるサイト」から逆算されている。Lively Tableが属人ブランドを削るべきだったと振り返るのと対照的に、Own The Yardは最初から属人性を入れなかった。趣味の延長で作って後から売るのではなく、金融資産として組成する発想だ。

月40倍/年3.3倍のマルチプルは「移管可能性」への対価。 収益の源泉がSEO×広告×外注記事という完全に移管可能な構造だったため、相場上限に近い倍率がついた。売却価格は収益額×(買い手が再現できる度合い)で決まる。

「公開しながら作る」は集客と売却の両方に効いた。 公開ケーススタディという形式は、Niche Pursuits読者という観客を最初から持ち、サイトの実績データが第三者に検証可能な形で蓄積されることを意味した。Bannerbearのbuild in publicと同じく、透明性は信用コストを下げる——売却時のデューデリジェンスまで楽になる。

真似できるか、できないか

  • 再現しやすい点: 「検索需要×広告単価×案件有無でジャンルを審査→外注で物量→3年で売却」というプレイブックは完全に文書化されており、モデルとして再現可能
  • 限界: Haws氏はニッチサイト運営の熟練者で、初挑戦者が同じ速度で600記事の品質管理をするのは難しい。また2021年当時と比べAI検索の影響でコンテンツサイトの買い手は慎重になっている

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#海外#サイト売却#ニッチサイト

出典

本記事は上記の公開情報の要約と独自分析です。詳細は必ず一次情報をご確認ください。