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4つの副業で撤退した会社員が、note記事販売で5ヶ月後に月40万円超

うつでの休職を経た会社員が、転売・ブログ・YouTube・クラウドソーシングの4つで撤退したのちnoteの記事販売へ移行。初売上は3日目の500円、5ヶ月後に月40万円超を自己開示している。

執筆: Small Start 編集部(公開情報の要約+独自分析)

4つの副業で撤退した会社員が、note記事販売で5ヶ月後に月40万円超

月商40万円は、月商を公開している掲載227件のうち下から28%。掲載全体の月商中央値は157万円です(データ集計)。

副業の成功談は、たいてい成功した1つだけが語られる。この事例が資料として使えるのは、撤退した4つの副業の数字まで同じ人物が並べて開示している点にある。noteで「まじま@消耗人生の出口戦略」名義で発信する会社員は、うつでの休職と転職を経て副業に取り組み、4つで撤退した末にnoteの記事販売にたどり着いた経緯を公開している。開始から5ヶ月で月40万円超に達したという。

撤退した4つと、残った1つ

本人が公開している数字を並べると、何が違ったのかが見えやすい。

取り組み投下した労力結果撤退までの期間
メルカリ転売仕入れ・梱包・発送初月売上3万円、手数料等を引いた利益は8,000円2ヶ月
ブログアフィリエイト毎日2時間の執筆月100PV、収益ゼロ6ヶ月
YouTube1本あたり5時間以上、計10本登録者20人、再生数50回以下3ヶ月
クラウドソーシング3,000文字で3時間報酬1,500円(時給500円)1ヶ月
note記事販売記事執筆3日目に初売上500円、5ヶ月で月40万円超継続中

4つの撤退はいずれも「時間を投じたのに結果が出ない」で片付けられがちだが、失敗の質は同じではない。転売は売上3万円に対して利益8,000円、つまり粗利率が約27%しかなく、在庫という前払いの負担が残る。クラウドソーシングは時給500円で、成果が積み上がらない労働そのものだった。ブログとYouTubeは資産にはなりうるが、6ヶ月で100PV、3ヶ月で登録者20人という到達点では、収益が発生する水準に届く前に本業と並走する体力が尽きている。

潮目が変わったのは「3日目の500円」

軌道が変わった瞬間は特定できる。noteに初投稿してから3日目に、初めて500円の売上が立ったときである。

金額としては微々たるものだ。しかし直前の6ヶ月間、ブログに毎日2時間を投じて収益がゼロだったことと並べると、意味が変わる。ブログでは「6ヶ月で0円」、noteでは「3日で500円」。この落差は執筆量の差ではない。売れる仕組みが違う。

ブログアフィリエイトで収益が立つには、検索エンジンにインデックスされ、上位に表示され、読者が外部の商品ページへ移動し、そこで購入まで至る必要がある。間に他社の意思決定が何段も挟まる。一方でnoteの記事販売は、書いた本人が値付けし、読んだ人がその場で買う。仲介が一段も入らない。同じ「文章を書く」という行為でも、収益が発生するまでの距離がまったく違う。

本人が挙げるnoteを選んだ理由も、この距離の短さに集約されている。初期費用ゼロ(メールアドレスのみで開始できる)、顔出しも本名も不要、スマホだけで完結、公開当日に売上が立ちうる即金性、そして記事が資産として残ること。前半の3つは参入コスト、後半の2つは回収速度と持続性の話である。

伸びた理由を分解する

5ヶ月で月40万円という数字だけを見ると再現不能な話に聞こえるが、本人が開示しているもう一つの数字がメカニズムを説明している。5ヶ月前に書いた記事が、現在も月2〜3万円を生み続けているという点だ。

ここから逆算すると、月40万円は単発のヒットではなく、過去記事の積み上げの合計である可能性が高い。1本が月2〜3万円を継続的に生むなら、同水準の記事が10数本あれば月40万円台に届く計算になる。つまり構造としては「1本の大当たりを引く」ゲームではなく、「一定水準の記事を複数本ストックする」ゲームだ。

そう考えると、4つの撤退はすべて理にかなっている。転売は在庫を売り切るたびにゼロに戻る。クラウドソーシングは納品するたびにゼロに戻る。どちらもストックにならない。YouTubeとブログはストックになるが、収益化までのリードタイムが長すぎて、本業を持つ人間の可処分時間では到達前に折れる。noteだけが「ストックになる」かつ「初回の回収が早い」の両方を満たしていた。副業が続くかどうかを決めるのは意志ではなく、この2条件の組み合わせのほうである。

加えて、noteでの記事販売には検索エンジンの評価を待つ必要がない、という時間軸上の利点がある。ブログでは記事を公開してからインデックスされ、順位が安定するまでに数ヶ月単位の待ち時間が発生する。その待ち時間のあいだ、書き手は自分の記事が売れる水準にあるのかどうかを判定できない。noteでは公開直後に反応が返るため、1本目の結果を2本目の設計に反映できる。3日目に500円が立ったという事実は、収益額としてよりも「フィードバックが3日で返ってきた」という点で意味が大きい。学習の回転数が上がれば、同じ時間でも到達点は変わる。

数字の限界を明記しておく

本稿で扱った数字は、すべて本人による自己開示である。無料で読める範囲には、月40万円という売上を裏づける管理画面のスクリーンショットなどは示されていない。到達までの記事本数、1本あたりの価格、購読者の集め方といった中核の情報は同記事の有料部分に置かれており、外部から検証はできない。

構造的な限界もある。noteの記事販売、とりわけ「副業で稼ぐ方法」を扱う情報商材的なジャンルは、買い手が同じ悩みを抱えた層に限られる。本人自身が過去に4つの副業で失敗しているという経歴が、この分野では説得材料として機能している。裏を返せば、失敗の物語を消費し尽くした後に何を売るのかという課題が残る。さらに単一プラットフォームへの依存も大きい。noteの規約や手数料、レコメンドの仕様が変われば、積み上げた過去記事の収益は同時に影響を受ける。

何が真似でき、何が真似できないか

真似できるのは判断基準のほうだ。副業を選ぶときに「ストックになるか」「初回の回収までどれくらいか」の2軸で見る。この基準に照らすと、時給換算で500円の受託や、粗利率27%の在庫商売を長く続ける理由は薄い。撤退の判断を1〜6ヶ月で下している速さも、記録として参考になる。

真似しにくいのは題材である。この事例で売れているのは「消耗した会社員が抜け出す方法」という、本人の経歴と不可分のテーマだ。うつでの休職、転職、4つの副業での撤退という一連の経験が、そのままコンテンツの原価になっている。同じ手順で書いても、語る資格を裏づける経験がなければ同じ価格では売れない。また、5ヶ月で月40万円という速度は、note内での露出やX(旧Twitter)での発信状況に左右される。無料部分からは集客の詳細が読み取れないため、この速度が他の書き手にどこまであてはまるかは判断できない。

確実に言えるのは、この人物が5ヶ月かけて手に入れたのは月40万円という数字そのものよりも、「何をやめるべきかの判断基準」だったということである。4つの撤退は無駄ではなく、5つ目を選ぶための測定だった。

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出典

本記事は上記の公開情報の要約と独自分析です。 詳細は必ず出典をご確認ください。

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