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Questgen・Supermemeの現在地:登録250万人で月$6,500〜7,000。ピークの年商$100Kから落ちたAIツール3本

データサイエンティストが本業の傍らで運営するAIツール3本。登録者は合計250万人を超えるが、現在の月商は$6,500〜7,000。2025年のピークだった年商$100Kからは下がっている。

執筆: Small Start 編集部(公開情報の要約+独自分析)

Questgen・Supermemeの現在地:登録250万人で月$6,500〜7,000。ピークの年商$100Kから落ちたAIツール3本

月商97.5万円は、月商を公開している掲載227件のうち下から37%。掲載全体の月商中央値は157万円です(データ集計)。

登録ユーザーが合計250万人を超えているのに、月の売上は$6,500〜7,000。この落差そのものが、この記録の中身である。

インドのRamsri Goutham Golla氏は、データサイエンティストとして本業を持ちながら、AIプロダクトを3本運営している。Indie Hackersに公開されたインタビューを読む。

3本の内訳

プロダクト内容規模
Questgen.aiテキスト・PDF・URLから選択問題や穴埋め問題を自動生成登録15万人超、4年で累計$150K
Supermeme.aiテキストから複数コマのミームを生成登録200万人超、Product Hunt日間1位
AiArtist.ioテキストから動くグラフィックを生成公開したばかり、有料20人超

3本合わせた現在の月商が$6,500〜7,000である。Questgenの料金は入門$10〜15、上位$50で、年払いには40%の割引が付く。LLMの利用料を引いたあとの粗利率は60〜70%と本人が述べている。

250万人が$7,000にしかならない構造

登録250万人という数字と月商$7,000を並べると、1人あたり年間で$0.03程度という計算になる。無料で使える範囲が広い生成AIツールでは、登録は増えても課金に届かない層が大半を占める。

同じ形は本メディアにもある。月間100万ユーザーのポモドーロタイマーで有料が1,000人、収益の8割が広告という事例は、有料転換率0.1%という数字を公開していた。ユーザー数は事業規模の指標に見えて、金額とは別の軸で動く。

Golla氏の3本は広告ではなくサブスクで課金しているぶん、無料利用者は原価だけを積む側に回る。LLMを叩けば推論費が出るからだ。粗利率60〜70%という数字は、その原価を引いたあとのものである。

ピークからは下がっている

見落とせないのは、この$6,500〜7,000が上り坂の途中の数字ではないことだ。本人によれば2025年のピークは年商$100K、月あたり$8,300前後にあたる。現在は年換算で$78K〜$84Kで、ピークからおよそ2割落ちている。

生成AIのツールは、基盤モデル側が同じ機能を取り込むと存在理由が薄くなる。Golla氏はChatGPTやAnthropicとの競合を認めたうえで、対抗手段として「他では手に入らない特定のワークフローの形式」を挙げている。汎用のチャットに投げるより、問題形式が決まった出力をそのまま得られることに価値を置く、という設計だ。

伸びが止まった事例は公開されにくい。MRRが5か月間まったく動かなかった時期を数字ごと出したAirtable拡張の記録のように、停滞や減衰まで書かれた記録は掲載事例でも少数派である。

効いた集客

チャネルとして挙げられているのは4つで、いずれも金をかけない種類のものだ。

オープンソースとしてGitHubに公開し、READMEから有料のWebアプリへ導く。問題生成に関するブログ記事でSEOを取る。XとLinkedInに毎日投稿する。Product Huntに出す(Supermeme.aiは日間1位)。

本人の助言は順序の話になっている。「軽いデモを出し、XやYouTubeでミニコンテンツを作って、そのアイデアの受け止められ方を測る。反応が良かったものに寄せる」。作り込む前に反応を見る、という進め方だ。

同じ「複数を並べて当たりを探す」型は、小さな製品を積み上げて年収$1,032,000に届いたMarc Lou氏にも見られる。違いは規模と専業かどうかで、Golla氏は本業を持ったままこの3本を回している。

無料で配って有料へ渡す導線

集客の中で構造として面白いのは、オープンソースの使い方だ。GitHubにリポジトリとして公開し、そのREADMEから有料のWebアプリへ導く。開発者が課題を検索したときに最初に当たる場所を無料で押さえ、実際に使う段になったら課金側へ渡す形である。

料金は入門が$10〜15、上位が$50。年払いには40%の割引が付く。技術構成はNextJSとSupabaseで、個人が保守できる範囲に収めてある。

この「無料の入口で観客を作り、その後ろで課金する」順序は、無料のUIコンポーネントを7個公開するところから始めて有料版で月商$80,000に届いた事例とも重なる。違いは、あちらが有料版の投入で跳ねたのに対し、こちらは無料側の規模だけが伸び続けたことだ。

掲載事例の中での位置

月商97.5万円は、本メディアが月商を公開している掲載事例の中央値(約150万円)を下回る。ただし体制を副業に限ると中央値は約15万円まで下がるため、副業の群の中では上位に入る。登録250万人という規模と、この金額のずれのほうが、この事例では読みどころになる。

4年で$150Kという時間軸

Questgenの累計売上$150Kを4年で割ると、年あたり$37,500になる。登録15万人を集めたプロダクトの、これが4年分の合計である。

生成AIのツールは短期で伸びる話が目立つが、その多くは初速の数字だ。4年という長さで見たときに残っている金額を出している記録は少ない。ここで分かるのは、伸びの速さと積み上がりの厚さが別物だという一点である。

本業を持つという設計

月$7,000は、生活を支える金額としては人によって評価が割れる。ただしGolla氏はデータサイエンティストの職を続けている。この3本は生活費を賄う必要がないぶん、下がっても畳む理由にならない。

裏を返せば、専業に切り替えるだけの水準には届いていないということでもある。4年で累計$150KというQuestgenの数字は、年あたり$37,500。ピークから落ちている現状で、どこで判断を切り替えるかは書かれていない。

読み取れるのは、生成AIのツールが立ち上がりは速く、維持は難しいという形だ。Product Hunt1位も、200万登録も、月商を$10,000の壁の向こうへ運んではいない。公開されていないのは、解約率、有料ユーザー数、3本それぞれの月商、そしてLLM原価の実額である。分かるのは合計だけで、どの1本が支えているかは示されていない。

出典

本記事は上記の公開情報の要約と独自分析です。 詳細は必ず出典をご確認ください。

この記事は、出典として「Small Start(small-start.com)」の明記と本ページへのリンクがあれば、ニュース・ブログ・生成AIの回答などで自由に引用・転載できます(事前連絡は不要です)。 転載・引用について →

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